研究室概要
連続時間モデルの一つである確率過程は、金融・工学など多岐の分野で利用されています。こうした分野で広く見られるデータの正規分布からの乖離を、適切にモデリングするための統計理論構築に取り組んでいます。特に、観測時間幅の非常に細かい高頻度観測を対象としています。多様な分布特性を持つ確率過程により、新たな情報抽出の指針を与えることを目指しています。
在校生へのメッセージ
計測機器やコンピュータの発展により、非常に大規模なデータが得られるようになりました。こうした大規模データから情報を抽出し、適切な意思決定を行う上で統計学は欠かせません。本研究室では、時間発展する現象から得られたデータ(時系列データ)を解析するための統計理論を扱っており、並行してシミュレーション手法の開発も取り組んでいます。
卒論テーマ
- 時系列モデル
- モデル選択
- 高頻度データ解析